クオリアル宇宙と霊界の話
2024.06.21
[完全主観の世界]
― それ本当に“死後の世界”です? ―




★ スピリチュアルから宝瓶宮時代のクオリチュアルへ ★



実は誰も行ったことがないのが「死後の世界」(通称:霊界)です。

「そんなことはない! 幽体離脱や臨死体験で行った人がいるではないか!」とおっしゃるかもしれません。

本当、ですか?

“幽体離脱”や“臨死体験”とはいうものの、生きて地上で語っている以上、本当の「死後の世界」なのか断定はできません。

「霊界」の入り口の“幽界”どまりだったり、そうでなくてもご本人の“感性”(霊性)レベルの主観世界の体験だからです。



※“象意”のご説明について

●ホロスコープの個々の構成要素の象意は複数あります。

文中では、その中の代表的な象意をご紹介しています。

「宝瓶星学」では、当該ホロスコープの共鳴関係に基づいて、「原意」や「本意」(基本の象意、ほんとうの象意)から適宜適切に解釈をしてリーディングを行ないます。

それを記事中でご紹介すると、却って煩雑になり読みにくくなって混乱してしまいます。

そのため、一般に解される代表的な象意でもってご紹介しています。





《 “あの世”は完全主観の世界 》

別に深刻になる必要はなく、普遍的な“死後の世界”のお話です。

“幽体離脱”や“臨死体験”を全否定するつもりもありません。

「火のないところに煙は立たない」ゆえに、ご本人にとっては霊的体験も主観的な事実です。

ただし、“あの世”は完全主観の世界なので、ご本人にとっては真実でも、感性やレベルが異なる人から見たら、客観的な事実とはかぎらないのも事実です。

それを自分の知らない世界のお話だからと、もし全肯定してしまえば、“後悔先に立たず”ってことになりかねません。

なぜ、そんなことが分かるのか?


【One Point】 「霊界」を含めた宇宙この世界は、「物理宇宙」のみではなく、時空を超越した「エネルギー宇宙」や「共鳴宇宙」を交えた「クオリアル宇宙」になっています。

そこから「霊界」はもちろん「ホロスコープ」も見えてきます。




【ご参考:近代スピリチュアリズムの経緯】

●海王星の発見直後にフォックス姉妹家のポルターガイスト現象が起きました。

この出来事は、約2,000年前にイエスが唱えた“永遠の生命”の証明だと騒がれたのです。

それが大々的に報道されると世界的な心霊ブームが巻き起こります。

日本も例外ではなく、また仏教やキリスト教など伝統宗教の教義を現代人向けにアレンジした新宗教の設立ラッシュが起こります。

ポルタ―ガイスト現象と同時期に、上梓されたのが『共産党宣言』です。

共産主義思想も「海王星」の象意“まだ見ぬ理想”によるもので、「マルキシズム」(共産主義)は以降、世界を席巻し、東西陣営に二分していくことになります。




《 深層の精神意識の変革 》

アストロロジカルに「星のディレクション」(運勢変化、」時代変化)から昨今の“宇宙波動”の状況をお伝えいたします。

今年2024年1月に「冥王星」が水瓶宮に入宮し、影響圏を含めると、2022年以降「深層の精神意識の変革」のデレクションがはじまっています。

「深層の精神意識」というのは、“深層心理”や“霊性”に通じ、“宇宙波動エネルギー”の受容体になっています。

5月に入って、「冥王星」は逆行に転じ、9月~11月中旬までは、山羊宮に一時的に戻ります。

しかし、「冥王星」が三度(みたび)水瓶宮に入宮する11月下旬以降、確定的になっていくのが20年以上も続く「深層の精神意識の変革」のデレクションです。

そのため、双魚宮時代の「物理科学」から宝瓶宮時代の「精神意識」へとベースが漸次、移っていきます。


◎「春分点」を頂点に、影響力の大きい土星外惑星(トランス・サタニアン:冥王星、海王星、天王星)の小三角(ミニトライン=60/60/120度)による新時代の始まりのディレクション。


【One Point】 宝瓶宮時代の「精神意識」は「クオリアル宇宙」に基づいた“クオリチュアル”です。

新しい概念なので分かりにくいと存じますが、今後“宇宙波動”の変化による時代の進展とともに、おいおいご理解いただければと存じます。




《 海王星と冥王星の違い 》

「引き寄せの法則」(The law of attraction)といったスピリチュアルな話題を昨今よく見聞きすることがあります。

双魚宮時代の終末現象の一つで、「海王星」の“象意波動”をベースにします。

それが「深層の精神意識の変革」のデレクションによって、真贋を問うために浮上してきたものです。

「引き寄せの法則」というのは、「海王星」の発見による「近代スピリチュアリズム」(心霊ブーム)によって19世紀後半に生まれました。

キリスト教系の異端的新宗教「クリスチャンサイエンス教会」からはじまったニューソート(新思考)の一つです。

同様に霊媒師マダム・ブラバッキー率いる“神を科学する”という名目の「神智学協会」も、当時設立された新宗教の一つで、その占星術支部から現代占星術がアラン・レオによって誕生しています。

これらは「海王星」の象意“まだ見ぬ理想”(見果てぬ夢)に基づきます。

一方、「深層の精神意識の変革」のデレクションは、「冥王星」の“象意波動”に基づくもので、双魚宮時代の“スピリチュアル”ではなく宝瓶宮時代の「クオリチュアル」に属します。


【One Point】 「冥王星」は実際のところ、「カロン」との“二重惑星”です。

「カロン」は「冥王星」よりも密度が高く、衛星と呼ぶには異常に大きい質量を有しており、なんと「冥王星」の7分の1もあります。

【ご参考】 地球の衛星「月」も質量比も大きいほうですが、それでも「地球」の80分の1です。ほかの太陽系惑星の衛星系は、親星に対して1,000分の1の質量比が相場です。




【ご参考:著名な“霊言”は別人だった】

●“霊言”や“霊体験”また“お花畑スピリチュアル(心霊、神秘)”も同様です。

主観的な霊現象や真偽不明の不思議系事象を,、どこまで“正しい”と判断できるのか客観的な検証フレームはありません。

かつて、自衛隊駐屯地で“クーデター”を訴え、割腹自殺をした著名な愛国作家の“霊言”が話題になったことがあります。

ところが後日、ご本人ではなく、共に割腹自殺をした隊員の“霊言”だったことが明らかになったと言われます。

“霊言”の主は、一般人には見えないし、聞こえないため、判断や確認ができません。

完全主観の世界なので、かつてのように審神者(さにわ)のいない現代では、ご本人たちが“信じて”いれば判別は不能なのが“霊言”です。

かように“スピリチュアル”な事象は、意図するしないにかかわらず、“騙り”が多くなる傾向が生じるのは否めない事実です。




《 スピリチュアルからクオリチュアルへ 》

双魚宮時代の「海王星」は、“スピリチュアル”や“心霊世界”を象わします。

19世紀後半の“心霊ブーム”を「近代スピリチュアリズム」と美称するのもその一つです。

“心霊ブーム”のはじまりは海王星の発見直後の「ポルターガイスト現象」に由来します。

ラップ音を通じて「イエス」なら1回、「ノー」なら2回といったように交信し、この出来事が大々的に報道されて、約2,000年前にイエスが述べた“永遠の生命”の世界の実証として騒がれ、“心霊ブーム”が巻き起こります。

その影響は現代も続いており、状況によって危険を伴なう“コックリさん”などは、その現代版といえるものです。

地上と交信/共鳴できるレベルゆえ高級霊や神ではなく、“騙り”が可能で「海王星」の象意に基づく“事実誤認”や“勘違い”が起こりえます。

「海王星」が象わす“心霊世界”や“スピリチュアル”の一方で、「天王星」とともに「冥王星&カロン」は、宝瓶宮時代の「クオリチュアル」を象わします。

“分水嶺”のピークの今年2024年、“宇宙波動”は急速に“スピリチュアル”から「クオリチュアル」へ移行しています。


【One Point】 ウソかマコトか自己責任で個々にご確認され感知また知見されていただければよいことです。

双魚宮時代の完全終了が迫りくる今日、時代の趨勢は双魚宮時代のスピリチュアルから宝瓶宮時代のクオリチュアルへ変化しています。




【ご参考:“事実誤認”の多い現代歴史】

●双魚宮時代末期の共鳴星は「海王星」です。

双魚宮時代は、紀元前2世紀に「木星」を“支配星”としてはじまりました。

ゆえ、「木星」の象意に基づいて、“精神的”な「世界宗教」や「学問」によって発展してきた人類歴史です。

ところが、1846年に「海王星」が発見されたことによって、19世紀後半以降は、「海王星」の“象意波動”に基づいて“事実誤認”や“勘違い”つまり誤解による大混乱の人類歴史になったのです。

共産主義運動が世界を席巻した20世紀が「戦争の世紀」と呼ばれるのもそれゆえです。

ところが、私たちはそのような“時代波動”の中で教育を受け社会風潮に染まりましたので、それが“当たり前”としてインプリンティングされており、気づきにくかったり違和感を感じにくいのも事実です。

形而上世界をメインの象意分野とする「海王星」は、信じ込んでしまうと主観的要素が強いために、気づけないのはもちろん、分かっていても“納得できない”ことが起こります。

もう一つの理由は、「海王星」の初期の象意が“まだ見ぬ理想”(見果てぬ夢)だからです。

どん詰まりになるまで夢を捨てられず信じ続け、無自覚に“事実誤認”や“勘違い”をし続けるためです。

「海王星」の発見直後にはじまった「近代スピリチュアリズム」や「マルキシズム」は、その代表例です。

“いつかは当たるようになる”と信じ込んでいる“ホロスコープ占い”こと、アラン・レオによって誕生した現代占星術も例外とはいえません。




《 “霊界”は「エネルギー宇宙」の一部 》

最後に「クオリアル宇宙」から見た「霊界」のお話です。

“死後の世界”“あの世”“来世”、呼び名はいろいろありますが、通称「霊界」は、「物理宇宙」ではなく時空を超越した「エネルギー世界」に属します。

その一部が“心霊世界”です。

「共鳴宇宙」を伴ない、一体不可分の宇宙この世界すなわち実在の「クオリアル宇宙」です。

“一部”といっても「物理宇宙」のように個別に分けられるわけではなく、“大宇宙波動世界”(エネルギー宇宙)の中に、人間の“霊的波動世界”(心霊世界)が重なり、“恨み”や“怨念”などマイナスのベクトルがはみ出している格好です。

ちなみに、“地獄”や“悪魔”などの概念は、双魚宮時代だったゆえ仕方がありませんが、布教や組織勢力の拡大のために、仏教哲学やキリスト教神学が人為的に創りだしたものです。

重要なことは、人間も“創造者”なので、概念的であっても創りだした以上、簡単に消えることはなく残り続けます。


【One Point】 「冥王星」また新たな「海王星」による両ディレクションは、今後20年以上続き「クオリチュアル」な人類歴史を築く礎になっていきます。

時代の流れに伴なう“天運”に沿うため発展の方向性を示してしていくことになります。





【ご参考:補足説明】

個々人には“成長プロセス”があります。

本文に書いた内容は、自己責任でどのようにとらえてもいいし、お好きにされてかまいません。

来年2025年が終わると、翌2026年1月早々に「海王星」は春分点を超えて正式に牡羊宮に入宮します。

牡羊宮の影響圏にある昨今もそうですが、宝瓶宮時代の新しい「海王星」に生まれ変わるだけでなく、美しい象意を伴ないつつ「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションを本格化させていきます。

その影響圏にある現在もそうですが、「双魚宮時代の終末」が押し迫っていくのと反比例して、新しい霊性意識の覚醒(目覚め)がうながされている“混沌期”の昨今です。

新しい“霊性意識”という表現は、12年前、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまった直後に命名し公表したもので、当時の概念でご理解できるように、“新しい霊性意識”と表記したものです。

今日もそうですが、双魚宮時代が完全終了した2026年以降になると、“霊性意識”って何か古くさいと感じる人が増えてくるでしょう。

いずれにしても、今後は「冥王星」の“宇宙波動”と「海王星」の“霊性波動”とをベースに、宝瓶宮時代のクオリチュアルな精神意識の時代がはじまります。











愛子内親王のご結婚の運命
2024.06.16
[敬宮-としのみや]
― 皇位継承にかかわるホロスコープ ―




国民と皇室と日本を救う結婚運の愛子さま



戦前・戦中なら不敬罪です。

愛子内親王こと愛子さまのホロスコープ(出生天球図)から「皇位継承問題」に一筋の光明が見えてきます。

個人としての愛子さまのリーディングではなく、「皇位継承問題」に関して愛子さまの結婚運のリーディングです。

どこぞの“色ボケ”(失礼)したかのように我がままを押し通した“やんごとなきお方”とは異なり、愛子さまのご結婚運は、冷静に現実を見てご判断できるもので“TOP運”にかかわる驚くべきものでした。

ご自身もしくはご結婚相手を“TOP”にするご結婚運です。




《 愛子内親王のホロスコープ 》

「皇位継承問題」が騒がれている昨今、今回、初めて愛子さまのホロスコープ(出生天球図)を作成してみました。

ショックでした。

このようなホロスコープ(出生天球図)をお持ちであれば、もっと早くリーディングしておくべきだったと思ったからです。



それは「皇位継承問題」の答えの一つが垣間見える運命的なものでした。


【One Point】 皇族は出生時間が公式に発表されています。

なのでASCハウスシステムによる通常のホロスコープ(出生天球図)です。

出生時間は午後2時43分。射手宮9度の「太陽」と牡牛宮9度の「ASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)」でした。




《 「帝王運」を持つホロスコープ 》

愛子さまご本人のリーディングは必要最小限に留めて、ご結婚運から見えてくる「皇位継承問題」にかかわる内容をメインにお届けいたします。

さて、一般的に「結婚運」(夫婦運)は、出生時の「太陽」と「月」とからみることができます。

もっとも、相手のあることですし、恋愛運とは異なり、結婚は全人的な関係なので、一方のみではなく両者の「太陽」と「月」が関わり、当然、ほかの構成要素が大きく影響してきます。

それらからみたとき、驚きました。

射手宮の「太陽」ながら第8ハウス(室)のカスプ(尖点=象意の最も強い点:境界線)を挟んで、「太陽&冥王星」の合(コンジャクション=0度)です。

ほぼ完全な“TOP運”で、皇室というお立場上「帝王運」を持つことになります。

愛子内親王ご自身がそうですし、女性の「太陽」は“夫”をも象わしますので、ご結婚相手を“TOP”に押し上げていくことができる結婚運の持ち主でもあります。


【One Point】 ご自身が“女性天皇”になる可能性とともに、皇族男子とご結婚された場合、そのお方を“天皇”に押し上げることが可能です。

愛子さまのホロスコープ(出生天球図)一つですべてが決まるわけではありませんが、皇室第一子の影響力は大きいはずです。




《 “婚姻の自由”は認められている 》

ちょっと待ってくださいな。

現代では皇族といえども一人の人間として自由な権利が認められています。

どこぞのわがままを通した“やんごとなきお方”のように、一般人や素性不明な相手であっても、成人であれば自分の好きな人との“婚姻の自由”は認められています。

愛子さまの場合も同様なのですが、ホロスコープは何と言っているのでしょうか。

女性にとって出生時の「月」は重要です。

なぜなら“感性”や“感受性”を象わすだけでなく、結婚運にもかかわり、“妻”としての立場をも象わします。

愛子さま「月」は、ご自身の「太陽」と衝(オポジション=180度)で、「土星」と合=0度です。

「月&土星」は双子宮で、こちらも第2ハウス(室)ながらカスプ(尖点=象意の最も強い点:境界線)を挟んで合=0度です。


【One Point】 「太陽&冥王星」の合=0度と「月&土星」の合=0度との衝=180度による結婚運は案外と強烈です。

一般人なら相応の覚悟が必要でしょうが、皇室で内親王であらせられる愛子さまには天与のご結婚運として働くことになります。



那須御用邸で、今上天皇と雅子妃殿下と愛子内親王、そして愛犬の“ゆり”。(2019年8月)



《 年を経るほど“王道の風格” 》

出生時の「月&土星」の合=0度は、第2ハウス(室)のカスプ(尖点=象意の最も強い点:境界線)にあることからも“大人しく貞淑な妻運”を象わすために、夫は人格的な人物が望ましくなります。

ご自身の“感情をセーブ”することができ、現実を見た冷静なご判断ができます。

さらにいえば、本心からか表向きのタテマエか、お相手のレベルや相性次第ですが、どんな人とでも社会常識的にクールに接することができる“妻運”をお持ちで、そのような感情の抑制が効いた関係性が双子宮の「月&土星」ゆえに可能でしょう。

射手宮の「太陽&水星」の合=0度をお持ちで、双子宮ながら第2ハウス(室)の「月&土星」の合=0度は、聡明でそつがなくチャラついたところがない妻運です。

トータルでいえば、「月&土星」は「太陽&水星&冥王星」の連続合(ローリング・コンジャクション=0/0度)との衝=180度でもあることから、内面に強い想いを秘めていても少々のことには動じないどっしりとした感の落ち着きを持つ“結婚運”です。

幼少のみぎりや学童期は、今上天皇が学生の頃に“じい”というニックネームで呼ばれていたように、愛子さまも子供のわりには落ち着きすぎて控えめ気味にもなりますが、年を経るほど“王道の風格”が出てきます。


【One Point】 筆者のような庶民とは違うのです。

射手宮の「太陽」ながら落ち着きのある牡牛宮の「ASC=上昇点」で、そのうえに「太陽&冥王星」と「月&土星」の衝=180度によるご結婚運は、「皇位継承問題」が取り沙汰される今日の皇室や日本にとっての“天運”です。




《 ご自分を出さない言動が可能 》

結局、「皇位継承問題」は愛子さまの「ホロスコープ」(出生天球図)をみるかぎり安泰のようです。

ほかにも注目すべきは、山羊宮24度の「MC(Medium Coeli:メディウム・コエリ=南中点)」と山羊宮28度の「ケレス」が合=0度で、これを尻尾とするYOD凧(ヨッド・カイト=150/150/30/30度)をお持ちであることです。

高いポテンシャルを持ちながら、ふだんはご自分を出さない無私の言動が可能です。

要は、出生時の「太陽」と五分(クインタイル=72度)の「天王星」と「火星」の合=0度、それに「ドラゴン・テール」を底辺として、“深層の精神意識”を象わす「IC(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点)」を頂点とするYOD(ヨッド=150/150/60度)をお持ちで、その尻尾が「ケレス&MC=南中点」になっていますので、運命的にそうなります。

「月&土星」の合=0度をお持ちであることに加えて、ご自身や社会の状況をクールに見られて、公(おおやけ)のためにご自身を自主的にセーブされる性質や精神性や霊性面また運命をお持ちのようです。


【One Point】 愛子さまご自身のご判断にお任せしていれば問題はありません。

ご結婚を含め、国民や日本にとって最も良い選択とご判断をされる皇室に相応しいホロスコープ(出生天球図)です。











「クオリアル宇宙」を解明せよ
2024.06.15
第3部[実在の宇宙]
― 物理宇宙と精神宇宙を超えて ―




★ 宇宙のはじまり 「超ひも理論」が露呈した限界 ★



「宝瓶星学」の真髄は「数理法則とクオリアル・ワールド」です。

クオリアル・ワールドは、実在の宇宙この世界のことで、物理宇宙に留まらずエネルギー宇宙や共鳴関係宇宙を含めた一体不可分の世界です。

もし、象意を含めてホロスコープを完全に理解し、実際の生活に役立てるなら「クオリアル宇宙」を知ればこと足ります。

なぜなら、宇宙太陽系の位置関係を写しとったホロスコープなので、その象意構造は、物理宇宙の背後に“一体不可分”で潜むエネルギー宇宙との共鳴関係を知れば正しい解釈が可能になるためです。

「基本三数」に伴なう“宇宙波動エネルギー”がそれです。




《 物理科学の宇宙論の限界 》

「物理宇宙」は、最先端の物理科学によって解き明かすことができます。

ですが、そこにある陥穽(かんせい)は、物理だけで宇宙は成り立ってはいないという深淵なる事実です。

本物の物理学者はそのことをよくご存じで、“現代最先端の物理科学といえども、宇宙の10パーセント以下しか解明できていない”といった旨を述べています。

それが事実なのです。

なぜなら、最先端といえども物理科学は「時間」と「空間」のカテゴリー内でしか探究することができないため、時空を超越したエネルギー宇宙はもちろん共鳴関係宇宙はノータッチの分野で、実在のご認識さえ怪しいためです。

ゆえに宇宙のはじまりを解明することはできません。


【One Point】 こう書くと「素人が何、言ってんだ! 宇宙のはじまりは“超ひも理論”(超弦理論=Superstring Theory)で解明されている」とおっしゃるかもしれません。

失礼ながら、論理的にはバカバカしいかぎりです。


ビッグバンにはじまるインフレーション宇宙論の模式図。



《 “超ひも理論”の陥穽 》

たぶん「相対性理論」と「量子論」とから宇宙のはじまりは「スーパー・ストリング」(Superstring)といった超極微小の“ひも”である。

具体的には“ゆらぎ波動”から宇宙がはじまった、と言いたいのでしょう。

本当でしょうか?

では、その“スーパー・ストリング”なるものは、いったいどこから生じたのでしょうか?

それが発生した根因こそが、物理宇宙のはじまりにすぎず、実在の「クオリアル宇宙」は物理科学を超えた世界です。

結局、物理科学は「時空」(時間と空間)在りきでしか探究できないために、物理(時空)を超越した世界を伴なう「クオリアル宇宙」の実際を解明することはできません。


【One Point】 「時空」によって成り立つのが物理宇宙です。

宇宙この世界の根幹法則「基本三数」の物理面から申し上げますと、物理的には「1数=時間」「2数=空間」「3数=人間(関係)」から成り立ちますが、それ以前の姿なき“宇宙”が根因です。




《 時空を超越した“宇宙” 》

私たちが「宇宙」というとき、どうしても“固定概念”でとらえがちです。

近現代の物理科学や学校教育によって、いまだ解明途上の「物理宇宙」の姿を“宇宙”だと勘違いしているのです。

時間や空間のカテゴリー内で“ビッグバン宇宙”や“インフレーション宇宙”を想い描いても、まるで水中にいながら、水(この世界)はどこから生じて、なぜ存在するのかを問うようなものです。

水中からは決して水が生じる地上や空模様といった地球生態系を観察することはできません。

私たちの宇宙この世界「クオリアル・ワールド」の実在はもちろん、物理宇宙のはじまりも同様です。


【One Point】 宇宙この世界のはじまりを解明しようと思えば、物理科学のカテゴリー「時空」を超えなければなりません。

ですが、それは物理科学では“アンタッチャブル”な分野なので、解明は不可能です。



【ご参考:「古典アストロロジー」との違い】

「古典アストロロジー」と、宝瓶宮時代の新しいアストロロジー「宝瓶星学」の違いです。

古代ギリシャに発祥した「古典アストロロジー」の“世界観”による解釈と、現代科学を含めたクオリアルな“宇宙観”による解釈の違いです。

アストロロジカルに申し上げますと、影響圏を含む双魚宮時代と、新しい宝瓶宮時代の違いです。

後年、“疑似科学”とされた古典学術(科学的哲理)によるホロスコープ解釈と、最先端物理科学をも超越した“宇宙観”「数理法則とクオリアル・ワールド」によ解釈の違いです。

「古典アストロロジー」に対し、後者を「宝瓶宮時代の新しいアストロロジー」(宝瓶星学)と呼びます。

ところで、“ホロスコープ占い”の現代占星術は、厳密には“アストロロジー”ではありません。

海王星が発見された直後の19世紀後半に、“疑似科学”とされた理論は捨てて、アストロロジーの“象意解釈”のみをパクって、「エソテリック占星術」(秘境占星術)としてはじまったものゆえです。

「宝瓶星学」は逆です。

新たに、宇宙的な「クオリアル・メソッド」をもって、“人類の叡智”「アストロロジー」を今日に復興するものです。




《 「基本三数」に伴なう宇宙波動エネルギー 》

「科学万能主義」に陥るほど、宇宙の真実もホロスコープも見えなくなります。

今日の物理科学は、決して万能ではないからです。

実際の宇宙は「物理宇宙」や「精神宇宙」に留まることなく、「根源の基本三数」によって一体不可分の「クオリアル宇宙」になっています。

このことを大前提の視野に入れて、物理宇宙を写しとった「ホロスコープ」とその背後の“象意”を見出していくことによって、正しい解明が可能です。

それでこそ実学となる宝瓶宮時代のアストロロジー「星学」(Astro+logy=天体:星+学)になります。

「エネルギー宇宙」と「物理宇宙」と「共鳴宇宙」とは“根源の基本三数”で一体不可分の関係です。

物理(科学)に偏ったり、精神(心理)に偏ったり、関係性のみで解釈するなど、一分野に偏るほど、ホロスコープは解明できず混迷を深めていきます。


【One Point】 人類歴史は、すでに前人未到の「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする宝瓶宮時代を迎えています。この歴史の大河のおおもとが「クオリアル宇宙」で、人生やホロスコープまた人類歴史の根因です。

解明の“マスター・キー”はそこにしかありません。



【ご参考:「基本三数」の象意構造】

●上掲の図は、ヒッグス粒子を中心にした「素粒子物理学」のスタンダード・モデルです。

パッと見たとき、「あれ? ホロスコープ?」と思いました。

宇宙この世界の根幹法則「基本三数」による「宝瓶星学」の「ホロスコープ」の構造とまるで同じだったからです。

「宝瓶星学」では、「基本三数」に基づいて、90度ずつ「4つのクワドラント」(象限)に分けます。

物理科学の素粒子も同様であることを上図は示しています。





《 新時代のリーディング・セオリー 》

古代ギリシャ時代に始まった双魚宮時代の“宇宙波動”は、来年2025年内をもってほぼ完全終了します。

燃料が切れて、推進力が失われた飛行機のようなもので、あとは推して知るべしです。

逆に、宝瓶宮時代の“宇宙波動”が顕著になり、真実が明らかになっていく覚醒(目覚め)のときを人々は迎えていきます。

現在、「冥王星」は水瓶宮をトランシットし、「深層の精神意識の変革」のディレクションを投げかけ続けています。

加えて再来年2026年1月に「海王星」が春分点を超えて牡羊宮に入宮すると、「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションがさらに本格化していきます。

宝瓶宮時代に向けた意識変革のダブル・ディレクションの本番です。


【One Point】 どうとらえるか、ご判断は自己責任ながら個々人のご自由です。

エソテリック(秘境的)な占星術またアストロ・デヴィネーションといった“占い”ではなく、実在の「クオリアル宇宙」に基づいたアストロロジー(星学)をご留意ください。











いよいよ始まる!
2024.06.12
[“分水嶺”のピーク]
― 冥王星と天王星の三分=120度 ―




“分水嶺”のディレクションは今月からピークの時代へ



今年2024年は“分水嶺”のピークの瞬間(とき)です。

昨今は、約2,160年(計算値)続く双魚宮時代から新たな宝瓶宮時代へとパラダイム・シフトの時代になっています。

双魚宮時代を築いてきた“宇宙波動”が、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが終わる再来年2026年1月早々に完全終了するためです。

結局、来年2025年が最終末年となるために、今年2024年が「対立二元論」から「共鳴関係論」の歴史パラダイムへ歴史的な大転換の“分水嶺”のピークになります。

その本番が、いよいよ今月6月中頃から始まります。


【ご参考:“象意”のご説明について】
ホロスコープの個々の構成要素の象意については、複数あります。
記事の文中では、代表的にその中の一般的な象意をご紹介しています。
実際には、「宝瓶星学」では当該ホロスコープの共鳴関係に基づいて、個々の構成要素の「原意」や「本意」(基本の象意、ほんとうの象意)から臨機応変に解釈しリーディングを行ないます。
ただ、それを記事中でご紹介すると、煩雑で読みにくく却って混乱いたします。
そのため、代表的に一般に解される象意でもってご紹介しています。




《 「嵐前の静けさ」の終わり 》

今年2024年に入って、星の動きを見ても「嵐前の静けさ」の状態が続いていました。

しかし、「冥王星」の象意やディレクションは、ふだんは深く静かに潜行して働き、あるとき突如として“大噴火”のように表出します。

6月中頃以降からは、ついにいつ何が起きてもおかしくない時期に入っていきます。

理由は、水瓶宮1度を逆行中の「冥王星」に対して、牡牛宮25度に進む「天王星」が三分(トライン=120度)をとって、双魚宮時代から宝瓶宮時代へ大転換のピークのディレクションを投げかけはじめるためです。

少しご説明させていただきますと、「冥王星」は“大変革”を象わします。

一方、現在、冥王星が位置する「水瓶宮」の共鳴星「天王星」は、日本の“現体制”を象徴する「牡牛宮」にあって、宝瓶宮時代への“改革”をうながしており、両者の三分=120度は、スムーズな象意の関係性を結び宝瓶宮時代の新体制へと、歴史的変革がもたらされていくことを象わすためです。


【One Point】 「宝瓶星学」では、上記のアスペクトは許容度数(オーブ)6度をとります。

三分=120度を形成しはじめたために“分水嶺”のピークのディレクションが完全に“スタンバイ”状態に入ったということです。




《 “宇宙波動エネルギー”による運勢変化 》

繰り返します。

深く静かに潜行して働きつつも、いつ表層化して何が起きてもおかしくない状態に入りました。

少しずつ、ゆっくりと、大河の流れのように歴史変化をしていけば、一緒に流されて従来どおりに気づくことは少ないのです。

ですが、「冥王星のディレクション」は少し異なります。

“両極端”の象意もさることながら、ふだんは隠されており、深く静かな森の中の湖のように秘められていますが、あるとき突如として地下の“マグマ”が地上に噴出して“火山の大爆発”が起きるように、過去の状況を一変していくことが起こります。

その後は、過去の状態に戻ることなく、一変した状態が常態になっていきます。

巨大地震の予測は不可能といわれますが、時代変化の方向性は「星のディレクション」によってリーディングが可能です。

なぜなら、「星のディレクション」は「基本三数」に伴なう“宇宙波動エネルギー”による運勢変化や時代変化を読むことができるからです。


アポカリプティックサウンド(Apocalyptic Sounds:終末の音)が鳴りひびくか。


【One Point】 時期は、許容度数(オーブ)を何度にとるかによって異なります。

平準的に6度の場合、6月中頃からスタンバイ状態に入ります。

日本やアメリカなど「水瓶宮」によって“国体”などが象徴される事象や分野にとくに顕著なディレクションになります。




《 戦後「新人類」の登場 》

少し見方を変えて述べてみましょう。

戦後十数年が経った頃、「冥王星」と「天王星」が合(コンジャクション=0度)をとって乙女宮をトランシット(運行)する時期が続きました。

およそ、1963年夏頃以降~1968年頃で、この時代に生まれた方は乙女宮に「冥王星&天王星」の合=0度を生まれ持ちます。

それゆえ、彼らが成長して社会人として世に出たとき、過去の双魚宮時代の“滅私奉公”の価値観とは異なる“パーソナル”な考えを持つために、「新人類」と呼ばれました。

今や常識となった考え方ですが、「冥王星」と「天王星」の三分=120度も類似の事象をもたらします。

双子宮入宮の2026年はじめまで、牡牛宮の「天王星」ゆえに、まずは日本人の“現体制”や“精神意識”が宝瓶宮時代の仕様に変わりはじめます。

次に、双子宮の影響圏にある現在の牡牛宮25度からもそうですが、双子宮の「天王星」と水瓶宮の「冥王星」の三分=120度に変わっていくと、あることをキッカケに日本と世界との関係性が劇的に変化していくようになります。


【One Point】 占星術に詳しい方は「合=0度」と「三分=120度」がなぜ類似なのか疑問に思われるかもしれません。

「宝瓶星学」では「三重合」と混同しなよう「三分」と表記しますが、かつて日本で120度は「三合」と呼ばれていたことがあります。




《 スピ系や精神的なスキルの発揮 》

もう少し続けさせていただきます。

乙女宮に「冥王星&天王星」の合=0度を生まれ持つ方は、今後、これまで培ってきたスピ系や精神的なスキルを、宝瓶宮時代の社会形成に向けて発揮されていく人生期に入ります。

全員ではなく、そのようなホロスコープ(出生天球図)を生まれ持ち、さらには相応にスキル(技能)を身に着けた方ほどそうなっていくでしょう。

なぜなら、次のような理由からです。

今年2024年1月に「水瓶宮」に入宮した「冥王星」は、2022年の直前に山羊宮25度を通過し、以降、「深層の精神意識の変革」のデレクションをもたらしはじめました。

その「冥王星」が、トランシットの「天王星」を下三分=120度にしていくことで、“個性”や独自の“才能”の発揮や当該運勢が活性化していくことになるためです。


【One Point】 「深層の精神意識」は心の奥の無意識世界です。

一般的な言葉で言えば「霊性」や「深層心理」にかかわります。

ゆえに、乙女宮の「冥王星&天王星」の合=0度によってスピ系など精神分野のスキルを持つ方ほど、宝瓶宮時代に向けた能力発揮の時期になります。




《 今後約6年間の「冥王星」と「天王星」 》

「冥王星」と「天王星」の三分=120度の期間は次のとおりです。



許容度数(オーブ)6度の場合、今年2024年6月後半にはじまり、来年2025年のほぼ前半期は、冥王星の逆行によって一時的に解消しますが、およそ2030年頃まで、6年間ほど続きます。

“分水嶺”のピークは、今年2024年をメインに、長くても「天王星」が双子宮に入宮する2026年4月(およそ2025年内)までです。

その直前には双魚宮時代の完全終了とともに、以降、逐次、宝瓶宮時代の社会体制が築かれていくことになります。

たとえて言えば、新時代の“アメリカ独立戦争”のような時期であり、ニュー“フランス革命”の到来であり、宝瓶宮時代の次元拡張(上昇)した「友愛精神」(和、絆、民度)の人類社会へと、改革が進んでいく時代です。

“宇宙波動エネルギー”に基づく「星のディレクション」(運勢変化、時代変化:方向性)がそうなっていますので、時代の流れとともにある「天運」はそこに伴ない、多かれ少なかれ“宝瓶宮時代革命”のときといえそうです。

人類社会は紆余曲折を伴ないつつ間違いなく天運の方向に変化していきますが、個々人の意志決定は人間の自由に委ねられています。


【One Point】 スゴイ時代です。

当たり前のように歴史の大河は止むことなく流れていきます。

昨今が双魚宮時代の既成権力が“最後の悪あがき”をみせる“分水嶺”のピークで、時代の終末(人類歴史の終末ではない)にあることを知っておくのは有意義です。











ホロは“酸っぱい葡萄”か?
2024.06.09
[叡智の果実]
― 「宇宙理論」があれば実は簡単 ―




誰にでも簡単にできる「宇宙理論」に基づく“人類の叡智”



誰もが知っているイソップ寓話に「酸っぱい葡萄」があります。

美味しそうな葡萄が実っていたので、一生懸命にジャンプして取ろうとしますが、届かないキツネが「あれは酸っぱい葡萄だ」といって諦めるというお話です。

「ホロスコープは難しい!」と言うのに一脈通じます。

“ホロスコープ占い”に魅了され自身でも“占断”を極めようとしますが、論理的に不可能なので、「難しい!」と言うことに似ています。

“占断”はそうですが、事実は逆で宇宙に基づいた「宇宙理論」があれば、ホロスコープの構成要素に当てはめるだけで、実は誰にでも簡単にリーディングができてしまいます。



《 占いでホロスコープを読むのは“無謀” 》

なんでもそうでしょ。

「なぜ、できないのか」、理由が分かれば、どうすればよいのかが見えてきて、案外と簡単にできるようになるのです。

ホロスコープ・リーディングも同様です。

“占い”でホロスコープを読むがなぜ難しいのか、その理由が明確に分かれば、最短でホロスコープ・リーディングはできるようになるのです。

ところが、“ホロスコープ占い”には「理論」がなく、どうすればできるのかは暗中模索にならざるをえません。

ましてや“占断”までしようとすれば、誰でも呻吟する状態に陥らざるをえないのです。


【One Point】 論理的に考える方ほど“ホロスコープ占い”は難しくなります。

理論がないので細部にこだわり、隘路にはまり込むためです。

逆に「海王星」らしく理屈を抜きに、主観によって思い込んでしまえば、“勘違い”は避けられませんが、マレに“当たる”ことが起こり、かえって驚くことになります。



【ご参考:初期はともかく今となると…】

以前の記事の繰り返しになりますが、ここでも触れておきます。

「理論」を19世紀後半に完全に捨ててはじまった“エソテリック”(秘境的)な“ホロスコープ占い”が、21世紀の今日、ホロスコープを読めなくなるのは、当然の道理です。

なぜなら、「古典占星学」の理論に基づく象意解釈を流用しつつ、理論は完全に捨てて「エソテリック占星術」をはじめたのがアラン・レオです。

その当初はともかく、約150年(約7世代)も経つと、主観に継ぐ主観解釈によって、どれが正しいのか混沌とせざるをえなくなります。

初期の頃は「古典理論」の象意解釈の影響が残っていたので、まだよかったのです。

ですが、今日では個々の占星師の主観解釈を重ねてきて、完全に理論なき“ホロスコープ占い”になります。

渦中にいると、まれに“当たる”ことがあるために、魅了され、いつかはできるようになると“まだ見ぬ理想”を抱くのですが、現状はどんどん不可能になっていきます。

「理論」がなくて当然と思っている以上、もはやホロスコープ・リーディングができるようになることはありません。




《 旅人ではなく宿泊施設がどうなのか? 》

“星読み”と「ホロスコープ・リーディング」は根本が異なります。



「太陽サイン(宮)」(誤って“太陽星座”)を読む「星占い」の延長に無意識ながら「現代占星術」をとらえるために、ホロスコープではなく「星」がどの「サイン(宮)」にあるかをもって、ホロスコープを読もうとします。

それは無謀であってムリなのです。

星は、例えば「ホロスコープ」という名の“ホテル”や“旅館”を訪れる“旅人”にすぎません。

一時的に客室をトランシット(運行:通過)していくだけです。

確かに“お客さま”は重要です。

ですが、いくらどんなお客様が宿泊するのかを読んでも、「宿泊施設」本体のロケーションやサービスや内容また価格帯などを読むことまではできません。


【One Point】 誕生の瞬間に“ロケーション”は決まります。

“客室”に相当する「12ハウス(室)」や“サービス”に相当する「アスペクト」(位相、座相:局面)のほうを読まなければ、「ホロスコープ」はリーディングできないのです。



【ご参考:ホロスコープの3つの構成要素】

右の本分に書いたように、星は“旅人”、ホロスコープは“宿泊施設”にあたります。

ホロスコープ・リーディングの対象は、星ではなく“宿泊施設”のほうです。

“宿泊施設”(ホロスコープ)は、「12サイン(宮)」と「12ハウス(室)」と「アスペクト(位相、座相:局面)」の3つの構成要素がベース(基本)です。

それゆえ「ホロスコープを読めるようになる」という意味は、次のようになります。

“旅人”の星も重要ですが、まずはホロスコープを構成する三要素を読めることが大前提です。




《 「星読み」という“勘違い”を誘発する表現 》

「ホロスコープを読めない」理由は、大きくは3つあります。

そのうちの1つが、“星”を読めばホロスコープを読めるようになるという“勘違い”です。

「ホロスコープ・リーディング」は、ホロスコープを読むことで“星”を読むことではありません。

ところが現代占星術は、“星読み”という言葉で「ホロスコープ・リーディング」に代替していることがあります。

二重の“勘違い”に気づいていないのです。

ロマン溢れる“星読み”という美しい言葉自体が“事実誤認”で、さらにホロスコープ・リーディングのことかのように“勘違い”を誘発しやすいので、ご注意が必要です。


【One Point】 「12サイン(宮)」「12ハウス(室)」「アスペクト(位相、座相:局面)」の3つが、ホロスコープを構成する基本の三要素です。

「プラネット(星)」は、そこを訪れる“客人”の立場で、これら4つの構成要素が織り成す位置関係によって象意がもたらされていきます。




《 ホロスコープは「人類の叡智」 》

ホロスコープは当然“酸っぱい葡萄”などではありません。

真逆で、ホロスコープを現代日本に広めた西洋占星術の大家、故ルル・ラブア師も述べていたように「人類の叡智」です。

ただし、紀元前4~5世紀以降、約2,000年間も「古典アストロロジー」のバックボーンとなってきた「古典理論」(古代ギリシャの世界観)は、16世紀に“疑似科学”とされ、学術(科学)的な信頼を完全に失墜しました。

それでもなお、「古典理論」を維持し、1781年の「天王星」の発見に至るまで、「太陽」~「土星」の7つの星を用いた「古典占星学」として続きました。

それも「天王星」をはじめとした土星外惑星(トランス・サタニアン)や「ケレス」の発見によって全く理論破綻すると、「古代医学」など“人類の叡智”として実社会に役立ってきた実学としての古典的な「ホロスコープ」解釈は、息の根を絶たれます。

宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」は、物理科学をも凌駕する新たな「宇宙理論」によって、現代に“人類の叡智”を再びもたらしました。


【One Point】 「古典理論」に代わる「宇宙理論」、すなわち宇宙この世界の根幹法則「基本三数」とその展開「数理法則」3/6/12数によって“人類の叡智”「ホロスコープ」は現代に復活したのです。

宇宙太陽系の位置関係を忠実に写しとった「ホロスコープ」ですので、正しい「宇宙理論」によってホロスコープは簡単に解読できるのです。




《 森羅万象のリーディングに「12数」 》

「基本三数」は、宇宙この世界の根幹の“三要素”ということができます。

その一例が「光の三原色」で、実にシンプルです。

その展開「数理法則」は、法則的に「3/6/9」ですが実際的には「3/6/12数」で展開され、12数は「宇宙森羅の最小象徴数」となるため、12色の色相環のようにすべての色の根本を象徴します。

ホロスコープも同様です。

4種類の構成要素(サイン、ハウス、アスペクト、プラネット)それぞれに12数の個別の要素を伴なって、個人や社会また宇宙森羅を象徴しています。

このような宇宙この世界のシンプリーな根幹法則を知れば、“人類の叡智”「ホロスコープ」のリーディングは簡単にできます。


【One Point】 2026年1月に双魚宮時代の“宇宙波動”は完全に働かなくなります。

「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする前人未到の宝瓶宮時代が本格始動していくのです。そのとき新しい“人類の叡智”は“天運奉持”に役立ちます。











“666”の新月の意味
2024.06.06
[令和6年6月6日]
― “権力”vs“一般大衆”の分水嶺 ―




国民総監視社会と「亡国政権」のピークの終焉



本日、令和6年6月6日は、双子宮16度の「新月」です。

「月」は当日、双子宮3度~17度を移動しますが、16度に達するジャストの時間帯は、夜の10時40分頃です。

ホロスコープ・リーディングのお話で、スピリチュアルや不思議系の内容ではありません。

有名な『聖書』の最後「ヨハネの黙示録」(預言書)では「666は人間をさす獣の数字」と記され、お花畑スピリチュアルでは6が3つで「ミロク(弥勒)」だそうです。

それらは好きに解釈されていただくとして、令和6年6月6日午後10時40分のホロスコープを、ホラリー・リーディングするとどうなるのか、ご参考がてら、解釈の一例をお届けいたします。



《 ジャストの新月のホロスコープ 》

令和6年6月6日午後10時40分のホロスコープは下掲のとおりです。



ハウス理論に最も近い、レジオモンタナス・ハウスシステムでの出力で、現実どおりに、4つの「基本点」(Angle=アングル)を結ぶ基本軸は、水平/垂直に交わるように修正しています。


【One Point】 なぜ、現実どおりにわざわざハンドメイドで、各ハウス(室)を30度ずつに正しく修正して制作するのかといえば、ホロスコープは位置関係に“宇宙波動”が働き“象意”としてあらわれてるからです。




《 解説:ASC=上昇点に合=0度の「冥王星」と「ケレス」 》

ASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)は、東の地平線上を意味します。

朝日が昇る一日のはじまりと同様に、ASC=上昇点の状態は当該ホロスコープに象徴される“物事”(事象)のはじまりを意味します。

ASC=上昇点は、山羊宮26度で「冥王星」と「ケレス」がそれぞれに合(コンジャクション=0度)です。

山羊宮の共鳴星は「土星」です。

それゆえ、この冥王星は“両極端”の象意ながら、“社会的な権力者”を象徴し、「ケレス」は、ここではその“意志”が失われるなど“無”になっていくことを象わしています。


【One Point】 “社会的な権力者”の代表は、国家の首相であり大臣クラスであり、今日の日本では中央省庁や官僚です。

ほかにもNHKをはじめとした第4権力のマスコミでもあり、いずれも双魚宮時代の終末にある今日では“亡国の徒”になっています。




《 亡国権力の策謀のピーク 》

上昇星となっている「冥王星」は、双子宮2度の「木星」&6度の「水星」の合=0度を、下三分(ロウアートライン=120度)としてスムーズな象意の関係性を結んでいます。

「木星」は代表的にはイージーで気ままな“発展性”を象わし、「水星」は“知識”や“知性”などで、双子宮で第4ハウス(室)ゆえに、誠意のあるなしはともかく表層的になりがちなコピーライティングのような、権力者の“言葉遊び”を象わすことになります。

その点、“絶好調”のときです。

そのターゲットは、DES(Desendant:ディセンダント=下降点)が蟹宮26度であることから“一般大衆”(国民)です。

ただし、ASC=上昇点の共鳴星「土星」と、DES=下降点の共鳴星「月」とは、立場や考えを異にする矩(スクエア=90度)を形成しています。


【One Point】 ジャストの新月の「太陽」&「月」は、IC(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点)「牡牛宮」の共鳴星「金星」を交えて、ジャストの三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)です。

受け入れられることはありません。




《 “666”は監視社会の象徴 》

ホラリー・リーディングを解説していけばキリがないので、詳しくお知りになりたい方や、ご自分でも読めるようになりたい方は、「基本三数」は簡単ですので適切な講座をご受講ください。

ここでは、有名な『聖書』の巻末「ヨハネの黙示録」(預言書)に記されている「666」について、昨今「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)からみて解説しておきます。

「ヨハネの黙示録」13章です。

「すべての人々の右の手あるいは額に刻印を押させ、この刻印のない者はみな、物を買うことも売ることもできないようにした」

その刻印が「獣の数字」で「人間をさすもの」で「六百六十六」(666)だというのです。



【One Point】 まるで中国の監視社会で、日本でいえば某太郎大臣が進める〇イ○ンバー・カードを想起させます。

それはともかく、上掲のホロスコープは、調子に乗る亡国の権力者らと一般大衆「国民」の考え方の違いを象わしています。




《 ホロスコープは実宇宙の解釈 》

「666」は、単なる語呂合わせです。 すべては「共鳴関係」にありますので、まったく無関係とはいえない部分はありますが、“ミロク”や“ヨハネの黙示録”と直接の関係はないと考えます。

少なくとも、古代に星を見ることが禁止されて、暦をメインに占いを編み出した東洋占術と異なり、ホロスコープは実際の宇宙の位置変化をもって象意解釈をします。

また“ミロク”や“ヨハネの黙示録”の「666」(六百六十六)といった人為的な語呂合わせと、日本の元号「令和6年」との直接の関係はありません。

ただし、ホラリー・ホロスコープの解釈を行なうのは個々人ですので、それはご自由になされればいいことです。


【One Point】 “原則”は基本、“応用”は自由です。

原則の理論解釈と応用の個人解釈をゴッチャにすると基本が残る初期の段階はいいのですが、今日のように理論のない“ホロスコープ占い”の解釈は、だんだんとズレてきますので細心の注意が必要です。









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